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漫画『の、ような。』1巻感想・レビュー!一見家族、実は他人。家族愛を感じる物語

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家族のようで家族じゃない、そんな家族の物語を見つけました…!

読んでいてほんわか、スカッとします。

 

今回は漫画「の、ような。」1巻のレビュー・感想です!

 

「の、ような。」とは

芳文社アンソロジー誌「ラバコ」にて連載中の作品です。

作者は麻生海さん。単行本1巻が7月13日に発売されました。

恋人が連れてきた子供と一緒に住むことになった小説家の女性の、不思議な家族の物語です。

 

これ以降はネタバレが含まれます!

ここまでで気になった人はぜひ立ち読みからどうぞ。 

の、ような。 1巻
それは人生の劇的変化…。一人暮らしの希夏帆の前に恋人・愁人が連れてきた二人の少年。二人は愁人の親戚で両親を失ったばかりの兄弟だという。希夏帆の家で生真面目な中学2年生の冬真、天真...

 

 

「の、ような。」あらすじ

締め切りに追われる小説家・高山 希夏帆(きなほ)の元に、恋人・愁人(あきと)が連れてきたのは両親を亡くし居場所がない兄弟でした。

遠慮しがちな中学生の兄・冬真(とうま)と5歳の弟・春陽(はるひ)、そして恋人と4人で生活を送ることになった希夏帆

血の繋がりの無い人間たちの、静かで心温まる日常の物語です。

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家族だけど家族じゃない

とある家族の物語であるこの漫画「の、ような。」ですが、関係性はとんでもなく不思議なものです。

彼氏が親戚の子供を預かってきて、その兄弟を恋人の家に住まわせるんですから。

…複雑かつ不思議な関係ですよね。一見普通の家族のように見えて、実は血の繋がりはわずかなのです。夏帆と兄弟に至っては赤の他人です。

 

そんな彼らが、家族らしい生活を日々送っていくのがすごくほっこりするんですよね。

少しずつ遠慮が減っていく兄・冬真の様子だったり、弟・春陽の幼稚園でママ友ができていく希夏帆だったり(希夏帆はママではないですが)、希夏帆がいない日に家事の大変さを知る恋人・愁人だったり…。

ゆっくりと家族らしくなっていく、でも家族ではない線引きもしっかりされていて、特殊な人間関係の中成長していく4人の姿は、とてもほほえましいものです。

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夏帆の性格

複雑なこの家族ですが、一番不思議な立場にあるのは自分が産んだどころか恋人の子供でもない他人の子供を育てることになった主人公・希夏帆ですよね。

彼女は思ったことはすぐに言うさっぱりとした性格をしています。

公園で遊ぶ子供の行動に行き過ぎたものがあれば注意をするし、そこでワガママな子供の親に絡まれてもさらっと言い負かしてしまいます。

はっきり正しいことを言えてしまう性格はとても好感が持てて読んでいてすっきりしますし、家事や育児に振り回され自らの仕事に支障をきたしながらもそれを嫌だとは感じていない様子はとてもかっこいいです。

普通は血の繋がりが無い子供に対してこうまで尽くすことはできません。でもそれができてしまうとんでもなくかっこいい女性なのです。

そんな希夏帆ですが、恋人の愁人に対して「結婚はしない」と言っていたり、なにやら過去に何かあったようだったりと気になる部分もたくさんあります。何があればこんな人間に育つのか、気になります…。

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静かながらも暖かい作品でした。4人の不思議な家族が、少しずつ変わっていく様子をまだまだ眺めていたいです。読む前は謎だったタイトル「の、ような。」の意味もちょっとだけ分かるような気がしちゃいます。何のような…なんでしょうかね。

発売はまだ先かと思われますが、2巻も楽しみです…!

みなさんもぜひ読んでみてください!

 

家族漫画 

book-hack.hateblo.jp

 現在TVドラマ放送中の漫画「義母と娘のブルースも家族愛がテーマの4コマ漫画です。4コマなのに時間経過が早く、とんでもなく泣けちゃう作品です。

ギャグ部分もしっかり面白いので、ぜひ合わせてチェックしてみてください!