10月21日発売の新刊『仁科てすらは推理しない』をネタバレレビュー!

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新刊をチェックしていたところ、気になる作品がありました。

ローゼンメイデン」や「しゅごキャラ」などで有名なPEACH-PIT先生の最新作、「二科てすらは推理しない」です。

 

かわいい表紙もあって気になったので、早速読んでみました!

一番下にらくがきもあります。

では本題へ

 

「仁科てすらは推理しない」とは

雑誌「モーニング」にて連載中の作品で、1巻が2017年10月21日に発売されました。

ジャンルはミステリー・サスペンスとなります。

「仁科てすらは推理しない」あらすじ

さえないサラリーマンの百地 俊太は、満員電車の中で突然前に立っていた女子高生に痴漢の疑いをかけられてしまいます。電車内では女性からは責められ、男性からは哀れみの目を向けられている中、とある女子高生が急に発言をします。

「次の停車駅まで約3分で解決しよう。私の思考実験で!」

その日から、百地は不思議な少女との机上の空論を交わす日々が始まりました。

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ミステリー作品だけど、「推理しない」

タイトルにあるように、推理はしません。基本的に物語は表紙の女子高生・仁科てすらの謎を大軸にして、小さな謎を解決する、といった流れになります。状態としてはてすらが仮想を立てる、それを聞いて一緒に考える主人公の百地…という図にです。

そう、仮想なんです。作中でてすらも言っているのですが、すべては「机上の空論」なのです。

これはこうなのでは?という考えを延々と繰り返すのですが、これがまた…面白い!

しかもすべてが空想上の物語で終わるのではなく、現実の事件に繋がったりもします。漫画というよりは小説のような感じですね。シリーズものの。雰囲気もそんな感じがします。

ただ絵はさすがのPEACH-PIT先生で、とにかく女の子がかわいいです。すごく。

ただ表紙の女の子にはとある秘密があるので、女の子キャラとして好きになれるかどうかは微妙な気がしました…!かわいいんですけどね…!

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ここから下はネタバレありのレビューです!

ここまでで気になる人はぜひ読んでみてください!

立ち読みはこちらから。

 

 

 

 

 

 

 

中身が「おっさん」だという仁科てすら。しゃべり方だとか性格だとかから、ちょっとイタい子かな?と思いきや読み進めるごとにそんな気もなくなっていく不思議な少女でした。

まず最初の問題である「マンションの一室に干してある傘」からてすらが考えた空想が現実に繋がっていくのは面白かったです。

なぜ傘を干しているのか。傘がぬれたから?でもここ数日間は晴れていた。だったらなんで?…とどんどん考えていって、最終的に室内の状態を予想する。

これって私もやるなーって思いました。

一緒に信号待ちしてる人を見て、その人の外見からどんな人なのか考えたりだとかしませんか?この漫画はそんなささいな空想を描いてます。ささいで終わらないことも多々ありつつ。

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1巻で特に好きだったのは古本屋の本のらくがきの謎を追う話です。

古本に他の本のタイトルが書かれていて、そのタイトルをまた古本屋で探せば他の本のタイトルが書かれている…という内容なのですが、集まった本から暗号を読み取っていくことになるのですが、普通に推理モノになってます。

推理してるじゃんと思えばそれだけでは終わらないです。

その謎の真相は無いのです。

百地とてすらがお互いに謎の真相を考えるのですが、百地のポジティブな真相と、てすらのネガティブな真相。どちらが本当なのかはわかりません。

じゃあスッキリせずに終わるのかと思えば、漫画の描かれ方が良く読了感がわるいわけでもなく、面白かったです。

 

小さな謎の話も面白いですし、大筋のてすらと中身であるてすらのお父さんについても気になります。2巻の発売が待ち遠しい作品でした。

 

 

そして今日の「ぶくはく!」らくがき。

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「先輩の機械音痴度合い的にはおじいちゃんでも納得できる」