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漫画『ミギとダリ』1巻ネタバレレビュー!ギャグ?サスペンス?2人で1人の息子が暗躍

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5月も終盤に差し掛かってきましたが、私は日々の寒暖差にやられています…。暑いから半そでで眠ったら、次の日の朝めちゃくちゃ寒いなんて…。

みなさんも風邪にはじゅうぶんご注意ください…。

 

さて今回は、漫画「ミギとダリ」のレビュー・感想です!

 

「ミギとダリ」とは

KADOKAWAの雑誌「ハルタ」にて連載中の作品です。

作者はアニメ化された「坂本ですが?」で有名な佐野菜見さん。

単行本が5月15日に発売されました。

とある老夫婦のもとに養子として迎えられた1人の少年は、実は2人の人間だった…!?ある目的のために町へとやってきた双子の少年が1人の人物として過ごす日々の物語です。

 

これ以降はネタバレが含まれます!

ここまでで気になった人は立ち読みからどうぞ。

ミギとダリ 1
舞台は、1990年神戸市北区。アメリカの郊外をモデルに造られたニュータウン、オリゴン村。裕福な住民が暮らすこの町に、‘ひとりの’少年が養子としてやってくる。少年の...

 

「ミギとダリ」あらすじ

神戸市北区、オリゴン村。子供に恵まれなかったとあるお屋敷の老夫婦のもとに、少年・秘鳥(ひとり)は養子として迎えられました。

秘鳥をかわいがる優しい夫婦、おとなしくも優秀な息子。3人家族、あたたかな家庭ができあがる…かと思いきや、少年・秘鳥は1人ではなかった…!?

「1人で片付けをしたい」、そう言って部屋から夫婦を追い出した後、多きなダンボールから秘鳥そっくりのもう1人の少年が現れます。なんと、彼は双子だったのです。

1人の少年として振舞う双子、ミギとダリ。彼らがこの家に養子としてやってきたのには、なにやら理由があるようで…?

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シュールギャグは健在

この漫画「ミギとダリ」は、2人で1人の少年ミギとダリが周囲にバレないように2人で行動するのがメインの物語となります。

秘鳥が2人居ることがバレそう…そんなスリリングな展開が作中にたくさん挟まれます。そう、スリリングな展開がとても多いのですが、決してハラハラドキドキするものではありません。そこは、この漫画の作者が「坂本ですが?」を描いた佐野菜見さんということを忘れてはいけないのです。

彼ら双子、とんでもなくスタイリッシュな動きをしてくれます。食事中、机の下に潜む片割れへと勢いよく体を滑らせ入れ替わってみせるし、「肩たたきをしてくれ」という注文にはこっそりと2人で最高の肩たたきを返します。

坂本ですが?」でも同じでしたが、とにかく画面がシュール。かつ、たまに「え?」としばらく考えてしまうおかしなセリフも入っており、独特なギャグと雰囲気には絶妙な笑いを誘われます。

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双子の目的と感情

ミギとダリの2人が屋敷にやってきたのには重大な理由があります。それは第1巻の終盤で明かされ、その理由にはすごく驚きました。シュールなギャグが繰り広げられるこの作品に似つかわしくないダークな理由だったのです。

その理由がミギとダリの2人の行動にしっかりとした動機をもたせていて、ありえない展開たちにも納得感が生まれています。

予想以上に重い理由を持って2人1役をしているミギとダリですが、彼らは老夫婦の本性(2人は老夫婦が悪い人物だと思っている)を暴こうと画策をするものの、老夫婦はどうやら純粋に養子・秘鳥をかわいがっており、家族としての生活を楽しんでいる様子。そしてミギとダリも、老夫婦を懐柔するためだと言いつつもどことなく老夫婦の愛情に触れてほだされている様子がじんわりと感じ取れます。重い理由を抱えていますが、2人にはなんだかんだ子供らしい部分があるんですよね。

ダークでシュールなギャグの今作ですが、ほっこりも出来ちゃう物語です。

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いろんな感想を見てみたところ、「ギャグなのかサスペンスなのかわからない」という意見が多いように見かけました。※悪い意味での意見ではないです。

逆に言うと、読む前知識として「ギャグ」という文面をまったく見かけなかったのでここまでシュールギャグだと思いませんでした。いい意味で予想を裏切られました。

2巻以降どのような展開が繰り広げられるのか気になる作品です。面白かった…。

みなさんもぜひ読んでみてください!

ミギとダリ 1
舞台は、1990年神戸市北区。アメリカの郊外をモデルに造られたニュータウン、オリゴン村。裕福な住民が暮らすこの町に、‘ひとりの’少年が養子としてやってくる。少年の...

 

↓2巻レビューはコチラ

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