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漫画『遺書、公開。』1巻ネタバレレビュー!遺書から自殺の理由を考察していくと…。

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2018年ももう4月です。お正月絵を描いていたことがまだ最近のことのような気がするのに…!

新生活が始まる人も多いんじゃないでしょうか。新しい環境で慣れない事も多いと思いますが、がんばりましょう…!!

 

今日はタイトルから不穏な空気が漂っている漫画「遺書、公開。」1巻のレビュー・感想です。表紙絵もインパクトが強い…!!

 

↓2巻レビューはこちら

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「遺書、公開。」とは

スクウェア・エニックスの月刊誌「ガンガンJOKER」にて連載中の陽東太郎さんによる作品です。「ドス黒エンターテイメント」とあおってありました。ドス黒…!

3月22日に単行本第1巻が発売されました。

自ら命を絶ったクラスの人気者の、クラスメイト全員に宛てた遺書の内容を公開していき、なぜ自殺したのかをクラスで話し合うサスペンス・ミステリー漫画です。

 

これ以降はネタバレが含まれます!

ここまでで気になった人は立ち読みからどうぞ。

遺書、公開。 1巻【デジタル限定特装版】
灰嶺中学2年D組は新学期に「2-D序列」と題したクラス全員の序列が記してあるメールが届く。しかし、‘序列1位’の姫山椿はクラスの不穏な空気を打ち破る。姫山のおかげで普通のクラスに...

 

「遺書、公開。」あらすじ

灰嶺中学校の2年D組は、新学期に「2-D序列」というクラスメイトに順位付けがされたサイトがクラスの全員に届くなど不思議な出来事がおこったものの、いたって普通のクラスでした。

そのランキング1位である姫山 椿は、明るく勉強も運動もそれなりにでき、友達も多く1位に選ばれるのも納得の人物でした。「2-D序列」のせいで起こった不穏な空気も、彼女の言動のおかげで消え、普通のクラスになることができたのです。2-Dは、姫山 椿を中心にまわっていました。

ですがそんな彼女は、授業中にトイレで首を吊って亡くなります。

急な姫山の自殺に戸惑い悲しむクラスメイトたちでしたが、さらに自分達の机に姫山からの遺書が届きます。全員分、違う内容が記された遺書。2-Dのみんなは遺書を公開し合い、「なぜ姫山は自殺したのか」を話し合いをすることにしました。

2-Dは姫山の遺書の公開により、普通のクラスに潜む闇が徐々に明らかになっていきます。

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普通のクラスの崩壊

いたって普通のクラスだった2-Dですが、クラスの中心だった姫山が亡くなり徐々に普通ではなくなっていきます。

まず、みんなに配られた「遺書を公開して自殺の意図を見つけよう!」という事態になった時、普通の教師であった担任・甲斐原の態度が豹変します。次々と問題が起こる2-Dに内心うんざりしていたようです。

さらに、最初に遺書を公開したクラスメイト・谷地は「姫山は唯一の親である母に暴力を受けていた」ことが自殺の理由なんじゃないかと過去の出来事から推測し、発表します。「親の離婚を唯一知っている私がもっと相談に乗れていたら」と嘆く谷地に、「なるほど、そうだったのか」と他のクラスメイトも、読んでいる私も思わされました。

ですが、姫山の友達・御門が「でたらめだ」と反論してきます。そして御門から語られる内容は、谷地の「裏の顔」を明らかにする内容でした…。

中学生らしい「こんな子クラスにいたなあ」と思える内容が1巻には詰まっていました。青春の裏に潜む闇がどんどん明らかになっていき、じわじわとクラスの雰囲気が変わっていく様子にドキドキします。1巻はまだまだ序章だと思うので、これからさらにエグいエピソードが飛び出してくるのかもと思うと…楽しみです…!!

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果たして姫山は「優等生」だったのか

明るくて人当たりがよく、クラスのみんなと仲が良かった姫山。勉強も運動もそれなりにこなせた彼女が死ぬ理由は、まったくわかりません。

ですが、自殺し、遺書が配られ、クラスメイトの裏の顔が明らかになっていく状態を読み進めていくと…姫山にも裏の顔があったのではないかと思わざるを得なくなるのです。

一見当たり障りのない内容が書かれた遺書ですが、その遺書から姫山とのエピソードを回想し、それを発表し、他の生徒に追求されボロを出す生徒。

クラスの空気が悪くなっていく原因は、姫山が残した遺書です。

漫画内でも「姫山はこのクラスのせいで死んだ」と言い出す生徒もいます。

姫山は本当にクラスメイトみんなを本心で好きだったのか、実は裏では何かを抱えていたのか…さらに言うと、本当に姫山は自殺なのか、この遺書は本当に姫山が作ったものなのか……と考察が止まりません。ミステリーの醍醐味ですね…!

姫山の真意を知れる日はいつなのか…すっごく楽しみです。

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遺書を考察し、その内容から普通のクラスが揺らいでいく様子が面白かったです…。続きが気になって仕方ないよ…!!

みなさんもぜひ読んでみてください。めちゃ面白かったです。 

遺書、公開。 1巻【デジタル限定特装版】
灰嶺中学2年D組は新学期に「2-D序列」と題したクラス全員の序列が記してあるメールが届く。しかし、‘序列1位’の姫山椿はクラスの不穏な空気を打ち破る。姫山のおかげで普通のクラスに...

  

作者の陽東太郎さんは過去に1作描かれているのですが、そちらもサスペンス・ミステリー作品でした。(あとがきでは2作目はラブコメを描こうとされていたと書かれてました…。サスペンスに慣れすぎてかけなかったようです笑)

その前作「鳥籠ノ番」4巻完結のデスゲーム系漫画です。「遺書、公開。」が面白かったので前作も気になり、評価を調べてみたところ……すごく評価が良い…!

デスゲーム系の漫画って終わり方に賛否両論なことが多い印象があるんですが、「鳥籠ノ番」は終わり方も良いみたいです。これは読むしかない…!!

鳥籠ノ番 1巻
行方不明になった友人を捜すため、閉園となったテーマパークに辿り着いた6人の男女。誰もいないはずの「鳥籠城」…。しかし、誰かの手によって閉じ込められ、二人一組で鎖に繋がれていた。そ...

 

追記

「鳥籠の番」読んでみました!

さすがこの作者さん、人間の暗い感情がこれでもかというくらいえげつなく描かれてます…!おもしろいです。

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↓「遺書、公開。」2巻レビューはこちら

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サスペンス・ミステリー・学園

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 「オタサーの姫殺人事件」も同じくサスペンス・ミステリーでした。舞台は大学ですし、オタサーというちょっと特殊な設定ですがミステリーとしておもしろいです。謎が謎を呼ぶ…。

ちょっぴりエロいので注意してくださいね。

 

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装甲娘