実写ドラマ化決定の少女漫画『アシガール』のあらすじ紹介

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最近少年漫画ばかり読んでいたので、久しぶりに少女漫画が読みたくなりました。と、いう事で実写化が決まった漫画「アシガール」を読んでみました。

 

よくある王道なのに新しさがある面白い作品でした。

 

では本題へ

「アシガール」とは

集英社の月刊誌「Cocohana」にて連載中の作品。単行本は現在8巻まで発売中です。

作者は「ごくせん」「デカワンコ」「高台家の人々」などで有名な森本梢子先生です。この時点でかなり期待できますよね。

またNHKにて実写ドラマが今年の9月23日から放送することが決定しております。こちらも楽しみです。

 

ということで「アシガール」の紹介に入りますが…

この先はネタバレ注意です!

女子高生が戦国時代で駆け回るこの漫画、ここまでで気になった方は立ち読みからでもいかがでしょうか!

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「アシガール」あらすじ

主人公の速川唯は足が速いことだけが取り柄の平凡な女子高生でした。ある日、唯とは違い天才の弟が戦国時代へ行ける「タイムマシン」を完成させ、それを誤って使用してしまったことから唯は戦国時代にトリップしてしまいます。そこで偶然出会ったお城の若君様に一目ぼれした唯は、お近づきになろうと足の速さを生かし「足軽」になりました。そんな唯の戦国時代での活躍と、若君との恋愛の物語です。

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わかりやすい主人公

主人公は女子高生ながらも恋愛に興味がなく、見た目にも気を使っていない平凡な少女です。戦国時代にトリップしてイケメンの若君に一目ぼれをするわけですが、「若君に近づきたい!」という気持ちだけでグイグイ突き進みます。戦国時代、かつ相手が若君という難しい状況ですが、主人公がグイグイ行き、なんだかんだ出世街道を進んで若君に近づいていきます。

そのまっすぐで元気な主人公は、すごく好感が持てて読んでいて楽しいです。おかっぱ頭で足軽の装備を身に着けている姿もとても似合っています。

主人公はよくある王道な性格ではありますが、そこがかえって読みやすく、戦国時代にぴったりマッチしています。

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戦国時代だけど読みやすい

戦国時代って、今だとかなりたくさんの作品に使われている題材ですよね。戦国時代にトリップするという設定の作品もたくさんあります。「信長協奏曲」だとか、「信長のシェフ」だとか。どちらも実写化されていますね。

戦国時代は戦争で人の生き死にが当たり前の時代で、内容はやっぱり殺伐としちゃったり暗くなってしまいますよね。でも「アシガール」は、主人公の頭があまり良くないので難しい話はしないし、戦国時代の人たちも優しく描かれているので深く考えずサラッと読めてしまいます。なおかつ、主人公は戦で人が死んでいる様子を見てしまうのですが、それを深く暗く表現するわけではなく、簡潔に「グロい」とだけ言ってしまえるのも他にはないこの漫画らしさでした。かつ、弟の科学力でそれさえもどうにかしてしまえるという…。

ただただ主人公の頑張る姿とイケメンの若君との恋愛だけに注目してしまえるこの漫画はすごいです。さすがヒット作を生み出し続けている作者さんでした。

ただし、裏を返せば戦国時代などの時代物に詳しく好きな人はあまりのめり込めないかもしれません。さらっと読める内容なので、戦国時代でこれはありえないだろ、と思う部分もあるかもしれないです。

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気になる結末

タイムスリップもので私がいつも気にしてしまうのが、結末です。主人公は元の時代に帰るのか、それともタイムスリップした時代に残るのか。

行った先で築き上げた信頼関係をすべて捨てて自分の時代に帰るのか、それとも自分の家族や友人を捨ててタイムスリップ先で生きるのか。とくに恋愛ものだとそれが一番難しいと思います。

まず行った世界で恋に落ちて、仮に結ばれたとしても主人公は現代に戻るとなると、二人は離れ離れです。いくら「心は繋がってるよ」なんて綺麗な言葉を並べられても、読者でそれをよかったねと思えるかどうかは別ですよね。逆に主人公がその世界に残ったとしたら、残された家族や友人はどうなるんだろう…なんて気になります。どちらもモヤモヤしてしまう展開なので、こういった話の結末は難しいと思います。

実は1巻の最後にある作者さんのコメントでもこの話は触れられており、作者さん自身もタイムスリップものは結末が難しいと書かれております。ですが、この作品は結末から思いついたらしく、その森本先生らしい結末を描きたいと思い「アシガール」ができたそうです。このページを読んで、私は安心感を抱きました。この作者さんなら納得できる結末を描いてくれそう…と漠然と思っております。

森本先生らしい結末に期待しながら、続刊を待ちたいと思います。楽しみです!

 

それにしても久しぶりの少女漫画、とても面白かったです。

全く触れませんでしたが若君がめちゃくちゃかっこいいのでそこにも注目です。

ぜひぜひみなさんも読んでみてください!

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